国内石油製品=4月6~10日:陸上ガソリン、系列価格にさや寄せへ
陸上ガソリンは前週同様、一時のタイト感が見直され、千葉は週間比2.5円安の127円、阪神も同4.5円安の129.5円まで軟化した。新年度入り後、食料品などの値上げがさらに進んだほか、今月下旬からのGW期間を控え、消費者間では節約ムードが台頭している。需要の後退も値下げの背景にあるようだ。系列仕切り価格に対してプレミアムは残るものの、価格差は5円前後まで縮小している。
一方、軽油や重油など産業燃料向けの商流で目詰まりが生じており、政府は元売りと需要家との間で燃料供給の仲介を始めた。特に医療機関向けの供給は優先されており、市場関係者の関心もガソリンから軽油やA重油などの中間留分に向けられている。軽油や重油は系列と非系列の意識がガソリンに比べて薄いと市場関係者間では前々から言われてきた。産燃燃料はSSのようなブランド意識よりも価格面が重視されてきた側面もあり、燃料を供給する商社や広域、地場は系列玉のほか、輸入や在庫、市中調達、時々の相場観を織り込んだ価格設定で優位性をアピールしてきた。今回の有事ではすべての面で反動が入っており、市中価格は大幅な値上がりが続いている。
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