LNG=4月13~17日:需要家の買い気は低迷
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北東アジアの需要家は依然としてスポット調達に関心が薄い様子。相場が軟化しているうえ、先物市場における北東アジア着のスポット市況が5~6月着で大きなバックワーデーションを形成している。そのため、「買い手は相場が底値を打つまで商談入りを控えている」(中国需要家)。とりわけ中東への依存度が低い日本勢はターム玉と手持ち在庫で需要を賄えているようだ。「中東玉への依存度が高いのは局所的な問題だし、そういう会社は規模が大きいので、ポートフォリオ玉で対応する。需要の殆どをタームで賄っている需要家で、中東玉の割合が高い日本企業はいないはず」(日本都市ガス会社)。日本は足元の気温が高いことから電力需要も弱く、市場関係者によると、全国における4月前半の電力需要は前年同期に比べて4%前後落ち込んでおり、これがLNG1カーゴ分に相当するという。一方で冷房向けの発電需要は、例年に比べて早い時期に増え始めると見込まれている。事実、オフィス内で冷房の運転を入れ始めた市場関係者も散見された。相場が14ドル台まで落ち込んだ場合は、値ごろ感を抱く買い手が調達を検討するとの見方も寄せられている。
【FOB中東・DES中東・DES南アジア】 バングラデシュ国営ルパンタリタプラクリティックガス(RPGCL)は13日締めのDESベースの買い付け入札を通して、5月12~13日着と5月14~15日着の計2カーゴをいずれも18.00ドル以上で購入した。
【FOB大西洋圏・DES欧州・その他地域】 トルコでは、国営ボタシュが買い付け入札を実施しているようだ。イランからのガス供給停止が背景にあるとみられる。詳細は不明ながら、この入札には20ドル台での応札が寄せられているもよう。欧アナリストは、「トルコも南アジアやエジプト同様、カントリーリスクや支払いリスクが高いため、売り手は応札に慎重になる」と指摘した。
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