LPG=4月13~17日:極東着プロパンは軟化、需給やや緩和
CFR極東:
極東着市場は、日本着、中国着ともに軟調。需給緩和感が広がった。Japan Indexはプロパンが804.50ドル、ブタンが904.00ドルとともに前週から108.50ドル安。China Indexはプロパンが888.00ドル、ブタンが988.00ドルといずれも同108.50ドル安となった。週の前半に5月後半着プロパン2万3,000トンの売り手がスポット市場に浮上し、複数の成約が生まれたことで買い気も一時後退した。中国の華北向けでも、同じタイミングでプロパン4万6,000トンが売買に至った。一方、ブタンの商談は不調続きだ。韓国石化1社による6月上旬着ブタン単体の買い付け入札には応札が入らずキャンセルされた。華南の輸入業者1社が実施した買い付け入札でも、プロパン/ブタン同率玉のオファーが寄せられたものの、最終的に不落となった。インド向けの需要が強いなか、極東向けのブタン付きカーゴの流入は少なくなっている。
FOB中東:
5月積み商談は具体的な進展がみられなかった。米国とイランの戦争終結に向けた交渉の行方に市場の注目が集まっていた。インドのLPGの空き船1隻がホルムズ海峡の事実上の封鎖後にペルシャ湾に入り、ルワイスに向かったとの情報が寄せられた。米国とイランの軍事衝突以降、こうした動きは初めて。しかし、その後、米国がホルムズ海峡を逆封鎖したため、この船はペルシャ湾から出ることが難しくなったもよう。こうしたなか、サウジアラムコが5月積みのアクセプタンスを出すとの観測が出た。一方、サウジアラムコのLPG輸出基地であるジュアイマ基地の復旧が遅れるなか、同社がアクセプタンスを通達することができるか不透明だとの見方も聞かれた。
日本国内:
4月渡し商談では、プロパン相場が下落した。月内の仕入れを固めた卸業者が増加したため、スポット需要に一服感が出たようだ。一方、先週中には米国積みプロパン単体カーゴを積載した外航船4隻が日本に入着した。プロパン供給が増え、卸業者間でも売りものがやや増加した。しかし、ブタン相場は大幅上昇。稼働を落としている製油所が多く、精製玉の供給が減少したため元売りのブタン供給に逼迫感が生じた。卸業者間の売りものも限定的で、特にオートガススタンド向けの供給不足が深刻化した。月末分の玉が確保出来なかった場合、休業せざるを得ないとする向きも見られた。こうしたなか、ブタンの売唱えを220,000円以上に切り上げる売り手も浮上した。



