石油化学=4月20~24日:ブタジエンが急落、供給懸念和らぐ
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場はいずれも高値圏での推移が続いた。米国とイラン間での紛争が解決する見通しが立たないなか、相場の下げ局面では買いが入り安いものの、高値を積極的に追いかけるまでには至らなかった。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は軟調となった。中国の石化メーカーがエチレン誘導品の採算悪化を受けて、誘導品を減産しエチレンを販売しようと売り気を強めた。ただ、アジアの中国以外の石化メーカーもエチレン誘導品の採算が悪化するなか、積極的に買い付ける動きはみられない。誘導品の生産を維持する必要がある向きのみが買い付けに応じており、一時的に需給は逼迫感が和らいだ。
アジアのプロピレン市場は需給引き締まりを背景に上昇。
北東アジア着の市場では、韓国に加え、台湾の需要家も輸入品に買い気を見せていた。一方、スポット売り物は中国品に限られているなか、需給に引き締まり感がある。
東南アジア市場では、複数のナフサクラッカーが稼働停止または減産しているなか、供給にタイト感が強い。こうした状況下、東南アジアの需要家も中国品に買い気を示している。
北東アジア着のブタジエン相場は、買い気の後退に伴って急落した。北東アジアの需要家は、5月着までの必要量の調達をすでに終えており、様子見に後退している。韓国では一部石化メーカーがナフサクラッカーの稼働率を引き上げており、国内向けのブタジエンの供給数量が回復する見通し。これに伴い、韓国では輸入品に対する需要が減少する可能性がある。

以下のアイコンからサンプルレポートをご覧いただけます。



