国内石油製品=4月20~24日:陸上ガソリン、プレミアムは消滅へ
陸上ガソリンは需要鈍化が響き、系列玉との価格差が一段と縮小、さらに逆転しており、プレミアムは完全に消滅した。3月上旬に表面化した中東情勢の緊張から約2カ月を経て、平時だった2月までの相場に戻った格好だ。千葉は週間比2円安の123.5円、阪神は同3.5円安の124.5円。3月中下旬に急速なタイト感を映し、外販玉は系列玉に対して15~20円のプレミアムが付いていた。
複数の市場関係者は消費者間でGW前の節約意識が強まったほか、補助金による小売価格の上昇抑制を受け、「全体的に切羽詰まった様子は感じられない」と伝えている。政府は行動制限に慎重な姿勢を維持しており、直近で駆け込み給油などはほとんど見られない。「前年比で20%前後の減販店舗もある」(関西のPB業者)。もっとも、気象庁によると、GW期間は全国的に好天に恵まれる見込みとされ、絶好の行楽日和となりそうだ。一定のガソリン需要増も期待できる。
一方、石油連盟の鈴木専務理事が行動制限を提案と23日に報じられるなど、石油業界内でも今後の政府方針に慎重な声が出始めた。その反面、直近の原油価格高騰を受け、5月のアジア向けサウジアラムコ調整金は前月比17ドル上昇しており、円換算で17円超の上げ要因が5月末、ないしは6月第1週目の系列向け仕切り価格に加味される予定だ。GW後は需要が一旦緩むが通例となっているものの、5月末にかけて大幅な上げ要因が想定されるだけに、今年のGW後はこれまでと打って変わって仮需や溜め込み意識が台頭しやすい地合いとなりそうだ。




