石油化学=4月27日~5月1日:エチレン下落、中国からの売り圧力高まる
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場はいずれも週後半に上昇する場面がみられた。米国とイランの間での和平交渉が妥結する様子がみられないなか、原料コストの指標となる原油相場が上昇したことを受けた。またアジアで複数のメーカーが不可抗力条項(フォースマジュール)の適用を宣言したことも強材料となった。
【オレフィン】
北東アジア着、東南アジア着のエチレン相場はいずれも下落した。誘導品の採算が低下するなか、中国の石化メーカーが誘導品を減産し、余剰となったエチレンの販売に乗り出したことで需給が緩んだ。一方で台湾中油(CPC)が保有するナフサクラッカー1基は不具合のため停止。これを受け複数のカーゴを5月着で買い付けた。
アジアのプロピレン市場は需要が後退している
北東アジア着の市場では、韓国で一部石化メーカーがナフサクラッカーの稼働率を引き上げており、プロピレンの供給不足が解消されている。これにより、輸入品に対する買い気が後退。一方、台湾では台湾中油(CPC)の第3ナフサクラッカーが不具合で稼働停止となっており、一時的にスポット需要が生じている。
東南アジア市場では、誘導品であるポリプロピレン相場が軟調に推移するなか、プロピレンに対する買い気乏しい。
北東アジア着のブタジエン相場は軟調に推移した。これまでのブタジエン相場の高騰により、需要家が川下の製品に価格転嫁することが困難となっている。また韓国ではナフサクラッカーの稼働率上昇に伴い、ブタジエンの国内供給が回復しているもよう。これらの要因により買い気が後退している。台湾中油(CPC)は、第3ナフサクラッカーが不具合で稼働停止したことを受け、5月着のカーゴを買い付けたと伝えられた。

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