LPG=4月27日~5月1日:5月CPが前月と同水準で確定
CFR極東:
極東着市場は、日本着、中国着ともに強含んだ。トレーダー勢の需要が堅調なことや、中国からの買い気が回復したことが相場を押し上げた。4月30日時点のJapan Indexはプロパンが898.50ドル、ブタンが998.50ドル、China Indexはプロパンが982.50ドル、ブタンが1082.50ドルといずれも4日23日時点と比べ104.75ドル高となった。中国着では、日本の元売り1社が華東の石化会社向けに豪州産プロパンを販売。他の元売りもカナダ産カーゴの販売を試したとみられる。他の石化会社も相次いで買い付け入札を実施しており、潜在的な買い手も複数社いるようだ。ただ、輸入コストは依然として石化プラントの採算を悪化させており、輸入玉の調達を控え、国内の精製玉で需要を満たそうとする石化会社も散見されている。
FOB中東:
5月CPは4月CPと同水準で確定した。中東情勢や5月のアラムコからの供給状況が4月と変わっていないため、CPも据え置かれたとの見方が寄せられた。イラクのState Organization for Marketing of Oil(SOMO)はCIFベースで5月1日以降着のLPG1万5,000トンの2カーゴを対象とした買い付け入札を実施した。同入札は4月29日応札の締め切りで、有効期限は4月29日から20日後までとなっている。中東の軍事衝突を受け、イラクでは原油生産量が減少しており、国内向けのLPG供給が不足しているようだ。一方、インドと東南アジアの輸入業者は中東産の代わりに米国産カーゴの購入に動いているもよう。これらの国では以前よりも国内需要が減少していることに加え、インドでは製油所からのLPG生産を増やしているという。
日本国内:
5月渡し商談が開始された。5月CP確定前には、一部の卸業者が売唱えをプロパンが190,000円以上、ブタンが240,000円以上で寄せた。ただ、元売り勢もCP確定前のスポット供給を実施せず、全体的に売り手が少なかった。一方、一部の元売りは5月の販売数量を前年同月の水準以下に制限する計画と伝えられており、ブタンの供給懸念が一層強まっている。こうしたなか、オートガススタンドや工場の需要家は供給が確保出来るかどうかの懸念も広がっている。



