原油・コンデンセート=4月27日~5月1日:ヤンブー出しのAL、日量300万バレル
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国営サウジアラムコは、紅海側の供給拠点であるヤンブー港での出荷を続けた。同港出しとして供給されるサウジアラビア産原油はほぼ全量がアラブライト原油(AL)となっており、5月上旬時点における供給量は、日量300万バレル前後。サウジアラムコは、ホルムズ海峡の封鎖が始まった直後の3月上旬から中旬にかけて、ヤンブー港出しと同じく紅海側のエジプトのアインスクナ港出しを合わせて465万バレルをスポット販売しているが、その後は入札を介してのスポット販売を控えている。ホルムズ海峡の実質的な封鎖が長期化していることで、日本や韓国またインドやタイなどアジアの長期契約者による引き取りがヤンブー出しのALに集中しており、サウジアラムコによる供給余力がなくなっている。ヤンブー港の積み出し設備には1日、インドネシア船籍でスエズマックス型の「SUCCESS FORTUNE EX」号(総トン数15万8,764トン)が着桟し船積みを進めている。
【アフリカ/欧州/ロシア/アメリカ】 ブラジル産の商いでは、7月中国着の商談が活発化した。中国国際連合石化(ユニペック)がトゥピ原油を含むブラジル産を7月着で計1,200万バレル(VLCC6隻分に相当)購入した。売り手は英シェルとポルトガルのガルプ。成約価格はDTDブレントに対して6ドル台~7ドル台後半のプレミアム。ブラジル産はアンゴラ産など西アフリカ産と比べて割安感が強い上に、スポット供給が潤沢とみられる。このため、「ユニペックはこのところ、西アフリカ産の購入量を削減し、ブラジル産の買い付けを優先している。ユニペックなど中国勢が西アフリカ産の調達に消極的なことを背景に、5月積みアンゴラ産やナイジェリア産で荷余り感が生じた」とシンガポールのトレーダーは指摘した。
【南方】 ベトナム国営PVオイルは、6月積みベトナム産のスポット販売を見送った。前月に続き、PVオイルは国内向けの在庫確保を優先した。ホルムズ海峡封鎖の長期化に伴い、ベトナムでは原油不足が深刻化するとの懸念が広がっている。今後、同海峡の通航が再開しても、PVオイルは数カ月間、ベトナム産のスポット販売を控える可能性がある。ベトナム国内の供給不足が解消されるまでは、「PVオイルによるスポット供給余力は、多くても月2カーゴ程度にとどまるだろう」(北東アジアのエネルギー企業)。
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