石油化学=5月4~8日:プロピレン下落、供給回復や需要悪化で
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場はいずれも大幅安となった。4月末ごろに比べて原料コストの指標となる原油相場が大きく下落したことを受けた。ベンゼン、PXともに中国において誘導品や川下の需要が低迷しているとの見方も、相場を下押す材料となった。
【オレフィン】
北東アジア着、東南アジア着のエチレン相場はいずれも軟調ムードが続いた。誘導品の採算低下により、中国を中心に石化メーカーは誘導品を減産すると同時に余剰となったエチレンを販売しようとしている。一方で輸出先となる中国以外の北東アジアや東南アジアの各国にある石化メーカーも誘導品需要が低迷しており需給は緩んでいる。加えて、原料のナフサは米国とイランの開戦直後よりも不足感が後退していることも、エチレンのスポット需要を弱める要因となった。
アジアのプロピレン相場は需要不振を背景に下落。
アジアのプロピレン市場では、韓国向けの需要が見られなくなっており、相場の基調が弱まった。加えて誘導品であるポリプロピレン相場が軟調に推移しており、プロピレンに対する買い気が乏しい。
アジアのブタジエン市場は静かな商況となった。中国などが連休明けとなったものの、商談に目立った動きは見られない。韓国の国内供給が回復しているといった見方もあり、6月着のカーゴに対する買い気は現時点では不透明感がある。

以下のアイコンからサンプルレポートをご覧いただけます。
東京 : 石油化学チーム 田鎖 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.



