原油・コンデンセート=5月11~15日:アラムコの中国向け供給が激減
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中東 国営サウジアラムコは既報のとおり、中国の長期契約者向けの6月積みの供給量を引き下げた。その後の調べでこれらの中国企業による6月積みの個別の引き取り数量が明らかとなった。合計は1,400万バレルと、前月5月の割当量の1,800万バレルから400万バレル、22.2%の減少。最も多く引き取るのは中国石油天然気(ペトロチャイナ)で、600万バレルと、5月の計画量と同量。また、栄盛石化(Rongsheng Petrochemical)の割り当ては200万バレルと前月の半分に減少。一方、福建石油化学(Fujian Refining & Petrochemical Company)が400万バレルに倍増した。前月にゼロだった中国海洋石油(CNOOC)は200万バレルとなった。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ 中国中化(Sinochem)が6月積みダリアを中国国際連合石油化工(ユニペック)に販売した。成約価格はDTDブレントに対して3ドルのディスカウントだったもよう。既報どおり、Sinochemは当初、このカーゴをDTDブレントに対して2.25ドルのディスカウントで売り唱えていた。一方、ソナンゴルは6月積みダリアとパズフロールを依然として販売可能。さらに、中国国際連合石油化工(ユニペック)が6月積みジェノを欧BBエナジーから購入した。成約価格はDTDブレントに対して5.5ドルのディスカウントだった。一方、5月積みジェノの未消化玉が依然として見えており、需給は緩い。仏トタルエナジーズは5月積みジェノ2カーゴをCFRベースでアジアの需要家に販売打診している。
南方 豪州産の商いでは、需要家1社が前月の市場で、INPEXから6月1~5日積みのイクシスコンデンセート(65万バレル)を購入し、東南アジア向けに転売したのは既報どおり。その後の調べで、この需要家がエクソンモービルで、これを恒逸石化(Hengyi)に転売していたことが明らかになった。恒逸石化はこの6月積みイクシスコンデンセートを、ブルネイで操業するプラウ・ムアラ・ブサール製油所(日量17万5,000バレル)に取り込むもよう。7月積みパプアニューギニア産の商いでは、米エクソンモービルが7月積みクツブ1カーゴを販売可能としている。エクソンモービルは先週以降、シンガポールのジュロン製油所(日量60万5,000バレル)の稼働率を引き下げているもよう。足元の需要が限られれば、エクソンモービルは7月積みクツブの販売に動く可能性が高い。中東情勢の混乱を背景とした供給懸念が強まった5月積みの商いでは、同社はクツブのスポット販売を見送っていた。
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