国内石油製品=5月11~15日:陸上ガソリンは軟調、節約意識の高まりで
大型連休が終わり、市場関係者の多くはガソリンの販売鈍化を伝えている。消費者の節約意識が再び高まっているとされ、量販店も苦戦気味。「大型連休を含めて前年比5~10%の減販」(関西PB業者)。千葉は週間比1円安の125円、阪神は同0.8円安の123円。3~4月にかけて伝えられたガソリンのタイト感や目詰まり感はほぼ解消されており、系列価格に対してもスポット価格が優位性を取り戻している。輸入玉も商社や大手タンク業者が流れており、市中への供給量は十分だ。
目先は支援材料に乏しく、ガソリン需要が伸びる夏休み期間までしばらく我慢の展開となりそうだ。もっとも、原油市場は再び100ドルを超えたほか、為替介入で一時155円まで買われた円も再び158円前後まで売られるなど、コスト増要因は依然として残る。
また、注目材料は月末の原油調整金対応だろう。指標の中東産原油に対し、約17円の上げプレミアム追加有無が5月最終週、さらに6月相場に大きく影響する。3月に仕切り価格の指標原油を元売り各社はドバイからブレントに切り替えたことで調整金の位置付けそのものが曖昧となっており、大手商社など市場関係者の多くが「どうなるかわからない」とお手上げ状態。経済産業省の資料によると、5月に入着した中東産原油は平時の約40%とされている。
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