原油・コンデンセート=5月18~22日: 日本勢、8月着米国産購入が急増
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中東 サウジアラビア産原油の商いでは、ホルムズ海峡以西のペルシャ湾内のラスタヌラ港やジュアイマ港における供給が滞る一方、ヤンブー港出しの供給が続いている。東西パイプラインの油送量がやや増加している影響から、ALを中心としたヤンブー港出しの供給量が日量400万バレルを上回る水準まで増えているとの見方が寄せられた。南アジア企業はヤンブー出しの供給量について「4月は日量300万バレルに満たないこともあったが、5月入り後は超大型原油タンカー(VLCC)2隻分に相当する日量400万バレルを上回ることもある」と指摘した。インドやタイ、日韓などアジアの多くの需要家が長期契約を通じて引き取りを続けていることから、サウジアラムコが供給量を最大限に引き上げていると見られる。
アフリカ・ロシア・欧州・アメリカ 米国産の商いでは、8月北東アジア着の商談がおおむね終了した。日本の元売り勢は6~7月着に続き8月着でも中東産原油の代替として、米国産の購入量を大幅に拡大した。市場関係者によると、出光興産は計1,000万バレル(VLCC5隻分に相当)を、ENEOSは計800万バレル(VLCC4隻分に相当)を、コスモ石油が計600万バレル(VLCC3隻分に相当)を、太陽石油が計400万バレル(VLCC2隻分に相当)をそれぞれ購入したとみられる。ENEOSが8月着WTIミッドランド130万バレルとマーズ80万バレルを韓国のSKエナジーから購入していたことが判明した。ただ、成約価格は不明。また、ENEOSが最近、8月着WTIミッドランド200万バレルをドバイ市況に対して18ドル前後のプレミアムで購入したが、売り手は欧ビトールだったことが明らかになった。
南方 7月積みベトナム産の商いでは、PVオイルが実施したタンロンの販売入札が決着した。落札者は欧ビトール。落札価格はDTDブレント指標に対して9ドル台のプレミアムで聞かれた。14日応札の締め切り、19日を有効期限として実施されたこの入札は、ホルムズ海峡が封鎖されて以降、初めてPVオイルが実施したもの。対象は、7月20~25日積みの1カーゴ(25万バレル)だった。中東産原油の供給が大幅に減少するなか、PVオイルは引き続き、国内向けの供給を優先する方針を示している。
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