LPG=5月18~22日:プロパン、ブタンとも需給に緩和感
CFR極東:
極東着市場は、日本着、中国着ともに需給緩和で下落した。5月21日時点のJapan Indexはプロパンが888.00ドル、ブタンが988.00ドルといずれも14日から52.50ドル、China Indexはプロパンが980.00ドル、ブタンが1,080.00ドルと同14.50ドルいずれも軟化した。週の前半は複数の中国石化会社がプロパン単体の買い付けに動き、商談が活発化。しかし、6月着価格の高値警戒感と極東着市況がバックワーデーションとなっていることから、7月着に買い付けタイミングを先送りする向きも増え、徐々に買い気が後退した。日本着でも売り手がスポット市場に漸増し、6月後半千葉着プロパン2万3,000トンの成約レベルは6月極東着市況対比100ドル以上のプレミアムから、2桁台のプレミアムに切り下がった。
FOB中東:
サウジアラムコは6月積みのアクセプタンスを通達せず、6月もターム顧客に対するLPG供給を実施しないと伝えられた。一方、2月下旬に不具合が発生したジュアイマ設備の修理が5月末に完了するとの情報が聞かれたが、これは未確認。ホルムズ海峡の事実上の封鎖が継続するなか、中東からの輸出量は少ないままだ。一方、中東産カーゴの代わりにアフリカ積みカーゴの買い付けの動きが見られた。インド輸入1社は積み日が不明ながら、アルジェリア産ガス1社からスポット玉を購入したようだ。さらに、インド供給1社は6月12~16日アルジェリア積みのMGCサイズのカーゴを買い付けたもよう。
日本国内:
5月渡し商談では、プロパンとブタンがいずれも大幅下落した。プロパンは気温の上昇で販売が
低調だ。需給緩和感が強まり、売り込みが強まったようだ。ブタンもターム玉を抱えた売り手が市場に見え始めたため、相場が切り下がった。ただ、依然として供給が不足しているケースもみられ、オファーを切り下げない売り手も散見された。6月渡しの商談では、一部の商社と元売りが売唱えを提示した。ただ、この元売りは販売先を限定しているようだ。ブタンの供給不安が残るなか、ブタンの売唱えはプロパンに比べ、相当程度割高だという。



