電力=5月18~22日:電力スポットは続伸、高めの気温と太陽光減で
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5月18~22日受け渡しの電力スポット価格24時間の週間平均は、前週から東日本(50Hz)および西日本(60Hz)ともに続伸した。気象動向に沿う値動きとなった。25度以上の夏日となる日が続いたほか、週後半には天気が崩れたため太陽光が減少し、価格は週前半から週後半に向けて右肩上がりとなった。なお、22日は気温が低下したため、21日から価格も下げ幅が大きくなった。 なお、21日は東北、関西、中国の各エリアで融通が実施された。発電設備のトラブルと太陽光発電の出力減少が大きく影響し、市場関係者からは「定検などで停止する設備が多いなか、発電設備のトラブルの影響は大きい。さらに、太陽光の減少が加わったことで、需給が引き締まったのだろう」(新電力の需給担当者)との声が聞かれた。
東西の主要エリアである東京と関西の電力スポットの24時間平均の値差を見ると、18日が3.21円、19日が1.72円、20日が0.46円、22日が1.29円の東高西低で、21日が0.12円の西高東低となった。東西値差が急速に縮小しており、関西電力の美浜原発3号機(定格出力82万6,000kW、PWR型、福井県美浜町)が停止した影響を指摘する声が多くなっている。
5月第4週の燃料相場は下記のとおり。 北東アジア市場のLNGスポットは、5月21日時点で期近の26年6月着品がmmBtuあたり18ドル台後半の水準となり、前週末時点(5月15日)から0.25ドル程度の下落となった。19日にも米国がイランを攻撃すると見込まれていたが、トランプ米大統領が自身のSNSで攻撃を見送る発言をしたことや、米国とイランが和平案に合意する可能性が高まったことが弱材料となった。ただ、引き続き米国とイランが求める交渉内容には大きな隔たりがあるとみられ、予断は許さない状況となっている。 豪ニューキャッスル積みの一般炭相場は、5月21日時点で26年6月積みがトンあたり137ドル台半ばとなり、前週末時点(5月15日)から1ドル程度上昇した。 原油相場は、5月22日15時時点でWTIの26年7月物がバレルあたり98ドル台前半、ブレントの26年7月物が105ドル台前半の水準で推移している。前週末時点(5月15日)から、WTIが3ドル程度、ブレントが4ドル程度以上それぞれ安い。LNGでも触れたように、米国とイランの動向が材料視された。
週を通じた実勢高値は、20日に東京で付けた50.01円となった。一方、実勢安値は0.01円となり、18日に北海道、東北、中国、四国、九州で、19日に東北、中国、四国、九州で、20日に九州で、22日に中国でそれぞれ付けた。
エリア別の24時間の週間平均、約定量および売買入札量の週間平均は下記のとおり。
5月18~22日の9エリアの電力需要は、107億9,710万4,000kWhとなり、前週5月11~15日の102億6,839万kWhから5.1%増加した。曜日を合わせた前年の5月19~23日の需要実績は107億627万kWhで、増加率は0.8%となった。
5月18~22日の東京商品取引所(TOCOM)の約定結果は下記表のとおり。
5月18~22日の欧州エネルギー取引所(EEX)の約定結果は下記表のとおり。
5月最終週の電力スポットは一段高となりそう。東北南部から九州では、週を通じて最高気温が30度に迫る予報となり、初夏のような陽気が続く見込み。冷房需要が一段と強まる見通しのため、市場調達の動きが強まるとみられ、価格にも波及するとみられる。また、天気は週前半に晴れるものの、後半には雨雲が増える見通しで、週後半には太陽光減も強材料となりそうだ。5月最終週の価格動向について一部の市場関係者からは、「気象動向の影響を強く受ける価格動向になるだろう。一段と暑さが増すとみられ、価格も底上げになるとみている。東京のベース価格は20円超えの展開が続くと思う。関西も同水準か若干安い程度では。美浜原発3号機が稼働するまでは、価格も下がりにくい展開が続くと思う」(新電力の市場取引担当者)との見方が示された。
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