LPG=5月25~29日:中東積みで売りもの浮上
CFR極東:
極東着市場は、日本着、中国着ともに軟調に推移した。5月28日時点のJapan Indexはプロパンが829.50ドル、ブタンが929.50ドル、China Indexはプロパンが921.50ドル、ブタンが1,021.50ドルといずれも21日から58.50ドル下落した。米国とイランの戦闘終結に向けた協議が進展しているとの見方から原油相場が急落したことを受けた。中国のプレーヤーが相場の割高感から調達を先延ばしにしていることから、極東着市場の需給が緩和したことも下押し要因となった。一方、北米/極東フレートが急騰したことで極東向けアービトラージの縮小、これを受け米国積みのターム玉が相次いでキャンセルされた。このため、極東着市場の供給が先行き減少するとの観測も聞かれた。
FOB中東:
中東積みでは、米国とイランとの和平交渉の進展で、ホルムズ海峡の通峡が再開されるとの機運が高まっているようだ。アブダビ産ガス1社は6月フジャイラ積みを販売可能と伝えられている。同社はルワイスでLPGを積載した後、ホルムズ海峡を通過後にフジャイラで瀬取り(STS)を行う計画とみられている。さらに、クウェート産ガス1社は6月積みのターム玉の引き取りを打診しているとされ、インドネシア国営1社がミナアルアマディ積みのスポット船を探していた。一方、25日にはサウジアラムコが6月CPを通達した。6月CPはプロパン760ドルと前月から10ドル、ブタン820ドルと同20ドルそれぞれ切り上がった。
日本国内:
6月渡し商談が開始された。5月の出荷が低調だったことから、元売り勢にプロパンの販売余力が生じている様子。このなか、複数の元売りがプロパンのスポット供給に乗り出したと伝えられた。卸業者間の売り込みも強まり、プロパン相場は弱含んでいる。6月入り後もプロパンの販売不振が続いた場合には相場が一段と下落するとの見方も寄せられた。一方、ブタン相場は底堅い。元売り勢は販売への慎重姿勢を維持しており、ブタンのスポット供給を実施していないようだ。



