石油化学=6月1~5日:エチレン下げ相場継続、原料安や需給緩和が重石
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は小幅なレンジ内での取引となった。原料コストの指標となる原油やナフサの相場は下落しており、ベンゼンやPXとの価格差は拡大傾向にある。中国で製油所の稼働率が低下するとの見込みから、芳香族製品の生産量が限定されるとの見方などが支えとなった。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は続落。供給は引き続き多くはないものの、需要が極めて弱いため、結果的に需給の緩んだ状況が続いた。また、原料コストの指標となるナフサ相場は軟調な推移が続いていることも、エチレン相場にとって弱材料となった。設備関連ではマレーシアのペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)が6月半ばごろにナフサクラッカー(エチレン年産130万トン)の稼働を再開させる見込み。東南アジア市場の供給増要因となりそうだ。
アジアのプロピレン市場は需要不振が続いている。
北東アジア着の市場では、ポリプロピレンなど誘導品相場が軟調に推移するなか、プロピレンに対する買い気が乏しい。
東南アジア市場では、ペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)の残渣油流動接触分解装置(RFCC)およびナフサクラッカーが今月中旬に再開する予定となっており、同社はプロピレンの販売に出ている。
北東アジア着のブタジエン相場は、7月着に対する買い気に支えられて小幅上昇した。中国のトレーダーは、東南アジア品を韓国向けに転売したとの情報が伝えられた。一方、原油市況や合成ゴムの先物相場が不安定となっているほか、供給に引き締まり感は見られない。このなか全体的に需要家の買いアイデアは低く、売買唱えの格差は大きいとの指摘もある。

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