LNG=6月1~5日:複数の北東アジア需要家に購入余地
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複数の需要家にスポット調達余地があるようだ。日本の大手電力3社が夏場着の買い付けに関心を寄せており、このうち関西電力が4日応札締め切りで開示した入札を通して、7月11~20日着を北東アジア着のスポット市況に対して2.5セントのディスカウントで購入したと複数の市場関係者が伝えている。7月着までの需要を満たしたとみられている韓国ガス公社(KOGAS)については、「実際のところ在庫が過去最低水準で推移しており、やせ我慢をしている状況」と欧トレーダーは指摘する。中国海洋石油(CNOOC)は海南島のガス生産施設深海1号(Deep Sea No.1)で起きた爆発事故を受け、LNGで月間5カーゴに相当するガス生産量が喪失している。そのため同社は現在、代替供給の確保と在庫充填を目的に7月着を物色しているもよう。同社が先週、すでに7~8月着を2カーゴ手当てしたとも伝えられた。
【FOB中東・DES中東・DES南アジア】 国営パキスタンLNG(PLL)は4日応札の締め切りで開示した入札を通して、超期近の6月6~7日着1カーゴを英BPから19.1337ドルで購入した。BP以外にも仏トタルエナジーズ、アゼルバイジャン国営ソカール、中国石油天然気(ペトロチャイナ)、欧ビトールから応札があったようだ。市場関係者によると、このうちペトロチャイナは応札条件が合わず、失格になったという。PLLは既報どおり、5月7日締めの入札で5月12~14日着と同24~26日着の計2カーゴを、5月11日締めの入札で5月12~16日および同24~28日着の計2カーゴをそれぞれ物色していたが、落札に至らなかった経緯がある。パキスタンにはその後、カタール産3~4カーゴが入着したとみられている。
【FOB大西洋圏・DES欧州・その他地域】 アルゼンチン国営ENARSAが先月26日に締め切った7月着の買い付け入札は、英BPが9カーゴ、中国石油天然気(ペトロチャイナ)が1カーゴをそれぞれ落札した。具体的な水準は不明ながら、落札価格は蘭TTF天然ガス市況に対しプレミアム圏だったと伝えられる。南米のガス関係者は、「比較的小さめのプレミアムだったという情報が一部にあるが、10セントを超えたのか超えていないのか、詳細ははっきりしない」と述べた。今回の入札対象は7月2日、5日、8日、12日、15日、18日、21日、25日、28日および31日にエスコバル基地(年間受入能力610万トン)に到着する計10カーゴ。
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