LPG=6月1~5日:極東着ブタン急落
CFR極東:
極東着市場は、日本着、中国着ともに原油安を背景に軟化。6月4日時点のJapan Indexはプロパンが820.25ドルと前週比9.25ドル安、ブタンが870.25ドルと同51.25ドル安となった。China Indexは903.25ドルと同18.25ドル、ブタンが68.25ドルともに下落した。プロパンの商談では、複数の中国の石化会社が買い付け入札を通じて6月後半~7月着を手当てした。このうち石化2社はカナダや西アフリカ産といった非米国産カーゴで需要を満たした。ブタンは、中東からの供給余力が見えている一方、極東輸入業者勢や東南アジア向けの需要は減退しており、需給の緩みから相場が切り下がった。
FOB中東:
ホルムズ海峡の事実上の封鎖が続いているが、中東積みのスポット商談はわずかに聞かれている。アブダビ産ガス社の関連会社の中東トレーダー1社は、6月フジャイラ積みプロパン/ブタン各2万2,000トンを瀬取り(STS)を通して販売可能とみられている。ただ、インド輸入業者勢はこのカーゴの購入に関心を示していなかった様子。東南アジアと中国のプレーヤーもブタン付きカーゴへの買い気が弱く、買い手見つかっていないと伝えられた。ターム商談では、ホルムズ海峡の封鎖が続いているなか、クウエート産ガス1社は2026年7月~2027年6月分のターム商談を10月に延期したようだ。
日本国内:
6月渡し商談ではプロパン、ブタンともに大幅下落した。京浜のプロパン市況は126,000円前後、ブタンのそれは158,000~159,000円まで落ち込んだ。プロパンについては、元売り1社が川崎基地出しで在庫の処分売りに動いた。これにより卸業者の売り込みも強まり、週の後半から売唱えが切り下がった。ブタンにおいても、前月のスポット市況がターム玉の引き取り価格を大幅に上回ったことで需要家からの買い気が冷え込んだ。これら需要家が商談入りに消極姿勢を示した一方で売り手が増加したため、需給が緩んだ。特にオートガススタンド向けのオファーが下落し、卸業者間の商談水準も引き摺られた。



