原油・コンデンセート=6月15~19日:中東産油国の価格競争が激化
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中東 インホルムズ海峡の開放に対する期待感が高まるなか、開放後の販売を見据えて各産油国の間での価格競争が強まっている。サウジアラビア国営サウジアラムコは7月積みの全油種のフォーミュラを6ドル引き下げ、軽質原油であるアラブエクストラライト(AEL)をドバイ市況とオマーン市況の平均値に対して10.00ドルのプレミアムに設定した。その後、クウェート国営石油会社(KPC)は軽質のクウェートスーパーライト(KSL)を同市況に対して5.25ドルのプレミアムにまで引き下げている。また、カタールエナジー(QE)もカタールランド(QL)のフォーミュラを引き下げており、ドバイ市況に対して6.50ドルのプレミアムにまで引き下げている。いずれの産油国も備蓄設備内の在庫を販売する必要があり、この値下げが期近積みの価格競争につながっている。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ 入札関連では、台湾中油(CPC)が9月着の入札で、WTIミッドランド2カーゴ(400万バレル)を購入した。売り手は不明ながら、落札価格はDTDブレントに対して1桁台後半のプレミアムだった。「WTIミッドランドを含む米国産軽質相場が前月から大幅に下落したことで、今回の落札価格は前回を大きく下回った」(シンガポールのトレーダー)。この入札の対象は9月着スウィート原油だった。この入札にはメジャーやトレーダーなど複数のプレーヤーが参加したもよう。
南方 8月積み豪州産イクシスコンデンセートの商いでは、INPEXが8月前半積みの1カーゴを販売可能としている。一部の市場関係者は、すでにINPEXがこの販売を目指し、需要家との個別交渉を開始しているとの見方を強めている。直近の3カ月と同様に、「INPEXは日本政府の方針に基づき、太陽石油との交渉を優先するだろう」(東南アジアのエネルギー企業)。INPEXは既報どおり、ホルムズ海峡の封鎖が開始した3月以降、太陽石油と個別に交渉し、5月積みと7月積みイクシスコンデンセートを各1カーゴ、同社にスポット販売していた。
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