石油化学=6月15~19日:エチレン相場が一段安、原料安や需給緩和で
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は週明け直後に比べ、水準が切り下がる場面がみられた。中東情勢を巡る地政学的リスクの後退に伴い、原料コストの指標となる原油やナフサの相場が下落したことを受けた。一方で、これら原料価格とベンゼン、PXとの格差は拡大基調にある。ベンゼンでは米国向けの輸出が続いていること、またPXでは中国で誘導品のPTA設備が定修を終え稼働を再開しつつあることなどが支援材料となった。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は一段安の展開。原料コストの指標であるナフサ相場が下げ基調となっており、従来の需要の弱さに加え先安観から需要家が買い控えの姿勢を強めている。設備関連ではマレーシアのペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)のナフサクラッカーからオンスペック品の生産が確認されたと伝えられた。
アジアのプロピレン市場は需給緩和に加え、原油市況安を受け、全面安となった。
北東アジア着の市場では、供給に潤沢感がある一方、需要家の買い気が乏しく、相場の基調が弱まった。
韓国積みでは、石化メーカー1社が7月積みの販売に出ている。
東南アジア市場では、マレーシアのペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)が所有しているナフサクラッカーおよび2基の残渣油流動接触分解装置(RFCC)の再開状況が注目されている。
アジアのブタジエン相場は、大幅に下げ幅を拡大した。北東アジアの需要家は7月までの必要量を確保しているほか、このところナフサ相場が軟調に推移しているためブタジエン相場が先安に推移するとみており、買い気は後退している。需要家の買いアイデアが急落しているため売買アイデアの格差は広がっており、商談は活発ではない。

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