LPG=6月15~19日:プロパン、ブタンとも供給余剰
CFR極東:
極東着市場は、日本着、中国着ともに急落した。6月18日時点のJapan Indexはプロパンが601.00ドルと前週から133.50ドル、ブタンも601.00ドルと同比183.50ドル急落した。China Indexはプロパンが666.00ドルと前週比151.50ドル安、ブタンが666.00ドルと同201.50ドル安となった。米国とイランの最終合意を受け原油価格が下落したことを映した。ブタンは、ペルシャ湾外の中東産カーゴや豪州積みが販売可能で、供給余剰感の強さから下げ幅はプロパンより大きかった。プロパン単体の商談では、華北や華東の石化会社がプロパン脱水素(PDH)プラント向けのプロパンの買い付けに動いたものの、米国産カーゴを抱える売り手は買い手の数を上回り、需給が緩んだ。米国では、サプライヤー1社が輸出基地の拡張工事を終え、主にプロパンの輸出が増えるとみられている。
FOB中東:
中東積みのプロパン/ブタン各2万2,000トンのスポット商談では相場が軟化した。18日時点で6月積みが6月CP対比25~35ドルのディスカウント、7月積みが7月CP対比25~35ドルのプレミアムと、、いずれも前週から7ドル下がった。オマーンのソハール沖での瀬取り(STS)による売り物が増加した。反面、インド勢などの買い手は調達に慎重な構えを崩しておらず、CP対比フラット以上の売り物を積極的に買い付ける様子はみられなかった。ホルムズ海峡の開放の兆しが出てきたことが、足元での買い気を削いだ面もありそうだ。こうしたなか、クウェート産ガス1社が6月積みプロパン3万3,000トン/ブタン1万1,000トンを華南向けに販売したとの情報が伝えられた。
日本国内:
6月渡し商談ではプロパン、ブタンともに続落した。京浜のプロパンは124,500円前後、ブタンは152,500円前後まで相場が軟化した。プロパンは、これまでスポット販売に消極的だった元売り1社が新たにスポット販売に動き出した。7月CPスワップ相場の急落で相場の先安期待が急速に高まったことから売り気が刺激されたもよう。実需の低迷で出荷が売るわないことも背景にありそうだ。また、在庫が低めだったブタンもじわじわ相場が押し下げられた。相場の先安期待や工業向けの出荷が伸び悩み、月内のスポットオーダーをキャンセルする動きが出たため、多少の余剰玉が生まれたと、一部の市場関係者は指摘した。7月渡し商談では、7月CP確定前の堺基地出しプロパンが114,000円台で売り唱えられたようだ。



