原油・コンデンセート=6月22~26日:アブダビ産、欧州やアフリカへ販売
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中東 ペルシャ湾内出しの中東産原油の供給再開が進むなか、メジャーを中心にアブダビ産原油を欧州などアジア域外へ仕向ける動きが活発化している。ベース価格のブレントとドバイの格差が拡大傾向にあることから(ドバイ安)、ドバイをもとに取引される中東産原油を欧州へ仕向けても採算がとれる商況となっているようだ。実際、伊エニがアブダビ産アッパーザクム、仏トタルエナジーズがアブダビ産マーバンを各200万バレル、いずれも欧州へ仕向けたようだ。中国企業は「前週後半以降、超大型原油タンカー(VLCC)5隻分に相当する数量の中東産原油が欧州へ流れている」と指摘した。また、ナイジェリアのダンゴテグループは、アブダビ産のウムルルとダスを個別交渉で調達したもよう。
アフリカ・ロシア・欧州・アメリカ ロシア産の商いでは、8月インド着ウラルの商談が始まった。一部の売り手は8月着ウラルをDTDブレントに対して5ドルのディスカウントで販売打診している。しかし、買い気は今のところ鈍い。インド国営石油公社(IOC)やバハラット石油会社(BPCL)、マンガロール石油精製化学(MRPL)、HPCLミタルエナジー(HMEL)、独立系大手リライアンス工業(RIL)などの需要家はこの水準での購入に関心を示していない。アブダビ国営石油会社(ADNOC)が積極的にスポット販売を展開するなど、中東の産油国からの供給が拡大傾向にあるなか、インドの需要家はウラルの相場に下げ余地があるとみて、買い付けを急がない構え。「ADNOCが最近実施した販売入札の落札価格と比較すると、現在のウラルの売唱えは割高感がある。このため、売り手は唱えを引き下げる必要があるだろう」とインドの需要家は指摘した。
南方 タイのバンチャック石油は、8月15~17日積みのブルネイ産のチャンピオン1カーゴを欧グレンコアから調達済した。その後の調べで、バンチャック石油はこれとは別に、8月積みチャンピオンをもう1カーゴ購入していたことが明らかになった。8月積みの商戦では、ブルネイ産に計3カーゴのスポット成約が浮上した。市場関係者によると、ブルネイの8月の原油輸出量は計360万バレルと、例月より約60万バレル増える見通し。米エクソンモービルは、8月積みのタピス計2カーゴを売り残している。シンガポールのトレーダーは、「エクソンモービルはシンガポールのジュロン製油所(日量60万5,000バレル)の稼働率を抑えており、タピスに余剰玉が生じた」との見方を強めている。ただ、8月積みの商戦は終盤戦に差し掛かり、積極的な買い手は見出しづらい状況とみられる。
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