石油化学=6月22~26日:下げ基調鮮明、原油安でコスト前提が急変
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼンおよび北東アジア着のパラキシレン(PX)相場はいずれも週明け以降に大きく水準を切り下げた。中東情勢の緊張緩和を受けて原料コストの指標となる原油相場が大きく下落したことを映した。一方で、PXとナフサの格差は一定水準に維持された。引き続き、PXの需給には引き締まり感があるようだ。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は小幅ながら続落となった。引き続き誘導品の需要は低迷しているうえ、原料コストの指標となるナフサ相場は下げ基調に推移し、エチレンに先安観があることから、需要家は新規の買い付けを手控えている。供給面ではマレーシアのペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)がナフサクラッカーの稼働を再開した。
北東アジア着のプロピレン相場は大きく下落した。相場の下げ余地が大きいとみて、韓国や台湾の石化メーカーが相次いでスポット販売を行った。一方でプロピレン生産設備のうちプロパン脱水素(PDH)は原料コストが低下している。このこともプロピレン相場の弱材料になっていると指摘された。
北東アジア着のブタジエン相場は引き続き軟調に推移した。韓国の誘導品メーカーが稼働率を引き下げているとの情報もあり、ブタジエンの需要は低迷している。売り手と買い手のアイデアの格差が大きいため、活発な取引は見られない。

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