LPG=6月22~26日:ホルムズ海峡の再開期待で需要弱く
CFR極東:
極東着市場は、日本着、中国着ともに下落した。6月25日時点のJapan Indexはプロパン、ブタンとも550.50ドルといずれも前週から50.50ドル軟化した。China Indexはプロパン、ブタンともに615.50ドルと同50.50ドル安となった。原油相場の弱さや供給増を受けた。プロパン、ブタンとも7月後半~8月前半着の販売余地を抱えた売り手がスポット市場に現れた。プロパンの商談では、7月後半千葉着プロパン2万3,000トンが5カーゴ以上成約に至った。8月前半着でも同荷姿が7月極東着市況ベースで取引されたもよう。ブタン付きカーゴでは、クウェート石油公社が25日応札締め切りの販売入札を通じ、7月10~31日着プロパン/ブタン各2万2,000トンを中国輸入1社に販売。日本の供給1社も豪州産プロパン3万3,000トン/ブタン1万1,000トンを中国向けに販売したもようだ。
FOB中東:
中東積みは、ホルムズ海峡の通峡が再開され、ターム玉の供給も開始されるとの観測からスポット需要が弱かった。インド輸入業者勢はすでに、アブダビ産ガス1社傘下の中東トレーダーからSTSオマーン積みのカーゴをターム玉として受け取っているとも指摘されている。買い気が弱いなか、上述のとおりクウェート石油公社はFOBベースでの販売を諦め、CFRベースの販売に切り替えたとされる。一方、多くの船主は依然としてペルシャ湾内に船を入れることを躊躇しているとみられ、湾内の荷役は困難なままとなっている。このほか、7月CPの発表が月末に迫るなか、一部の極東輸入業者からはプロパン600ドル以上、ブタンはプロパンより20~30ドル高が妥当との見方が寄せられた。
日本国内:
7月渡しの陸上京浜のプロパン商談は113,000~114,000円、ブタン131,000~132,000円で開始された。販売不振を受け、7月CP確定前のタイミングでもプロパンの売り込みがみられた。元売り2社はプロパン、ブタンともにスポット供給価格を提示し、商社間でも上記の水準で販売打診が聞かれる様子。6月渡しでは、プロパンの売唱えが前週の前半までは聞かれていたが、買い手は浮上しなかった。実需が弱く、出荷ペースが鈍化している卸業者が多く、元売りからのターム玉の引き取りに苦慮するプレーヤーも散見された。



