石油化学=6月29日~7月3日:エチレン、プロピレンに底打ち感、原料下げ止まりで
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は小幅なレンジで推移した。このところの価格下落で底値感も台頭した。北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は週半ばに大きく水準を切り下げる場面がみられた。誘導品であるPTA設備のメンテナンスを計画しており、需要が減退するとの見方が強まった。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は小幅反発した。原料コストの指標となる原油やナフサの相場が下げ止まるなか、エチレンに対する下げ圧力が後退し自律反発した。一方で引き続き需要は低迷しており、エチレン相場がナフサ相場に対し格差を拡大する展開は見込みづらいと市場関係者は指摘した。東南アジアでは石化メーカー1社の誘導品設備に不具合が発生し、エチレンに余剰が生じている。
アジアのプロピレン市場は全面高となった。
原油市況が当週に入り上昇したことに加え、中国で複数のプロパン脱水素設備が稼働停止となっており、国内相場が高騰したことを受け、輸入品に対する買い気が強まった。こうした状況下、アジアのプロピレン相場は全面高となった。
アジアのブタジエン相場は、引き続き軟調に推移した。北東アジア着の市場では、台湾や韓国の需要家から買い気が見られず、買い手は中国の需要家に限られている。中国の需要家は、国内市況より低い価格水準でなければ輸入品の買い付けに関心がないため、相場の基調は弱い。中国のブタジエンメーカーが採算悪化のため減産する動きも見られ始めた。

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