原油・コンデンセート=7月6~10日:中東産の供給過剰感が強まる
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中東 アラブ首長国連邦(UAE)のADNOCに続き、国営サウジアラムコ、イラク石油販売公社(SOMO)、国営カタールエナジー(QE)、国営クウェート石油(KPC)が相次いでペルシャ湾内出しの原油の販売を進め始めたことから、中東出しの原油に対する供給過剰感が急速に強まり始めている。インドや日本などアジアの需要家の大半は、ペルシャ湾内出しの原油を調達できないものとして8月積みや一部9月着カーゴの手当てを進め、7月上旬時点で既に多くの買い付けを済ませて、供給計画を確定している。このため、足元の市場において追加で供給され始めているペルシャ湾内出しの原油を調達する場合、これまでに手当てしていた期近積みの原油が余剰になるケースが増えてきているようだ。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ 米国産原油の商いでは、10月北東アジア着のWTIミッドランドの売唱えが、ドバイ市況に対して15ドルのプレミアムで伝えられた。しかし、日本や韓国の需要家はこの水準を割高とみて購入に関心を示していない。北東アジア着ベースでWTIミッドランドとマーバンの価格を比較すると、WTIミッドランドはマーバンを10ドル強も上回っており、アービトラージは閉じている。このため、日韓勢は10月着の米国産の購入量を削減し、マーバンなど中東産軽質油種の購入を優先する見込み。「イラン情勢の悪化に伴う中東産原油の供給減少を受け、日本の元売り勢は3月以降、中東産の代替としてWTIミッドランドやマーズなど米国産の購入を大幅に拡大してきた。しかし、中東産原油の供給が回復するなか、相対的に割安な中東産へ調達をシフトする公算が大きい」(シンガポールのトレーダー)。
南方 豪州産イクシスコンデンセートの9月積みの供給スケジュールが確定した。9月積みは例月どおり、計2カーゴが供給される。INPEXが9月前半積み、仏トタルエナジーズが9月後半済みの1カーゴをそれぞれ取り扱う。INPEXはこのカーゴの販売を目指し、需要家との個別交渉に着手したもよう。一方、トタルエナジーズは来週、このイクシスコンデンセートを対象とした販売入札を開示するとみられる。INPEXのイクシスLNGプロジェクト(年産890万トン)では、労働者によるストライキが6月中旬に終了し、通常の生産活動が再開している。
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