石油化学=7月6~10日:芳香族製品が上昇、原油高で
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は週前半に大きく水準を切り上げる場面がみられた。中東情勢の再度の緊迫化により原油相場が急伸したことを受けた。ただ、週後半には原油相場が反落したこともあり、ベンゼン、PXとも上げ幅を縮小した。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は小幅続伸した。原料コストの指標である原油やナフサの相場が上昇したことを受けた。ただ、主要な誘導品である塩化ビニル樹脂(PVC)を中心に需要は依然として低迷しており、エチレン相場が急伸する様子も見られない。東南アジア市場ではマレーシアのペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)がナフサクラッカーの稼働を再開したものの、誘導品設備の再開に手間取っておりエチレンの余剰が生じているもよう。
アジアのプロピレン市場は原油市況高を背景に強含んだ
北東アジア市場では、米国とイランの間で緊張が高まるなか原油相場が上昇したことを受け、中国国内相場が堅調となった。これを受け、中国向けの買い気が強まっている。一方で韓国および台湾の石化メーカーが販売入札を実施した。
東南アジア市場では、マレーシアの石化メーカー1社にスポットの売り物がある。
北東アジア着のブタジエン市場では、台湾や韓国の需要家から買い気が見られず需要が低迷している。これらの国のブタジエンメーカーが輸出に動く可能性もあるとの指摘が聞かれる。また、マレーシア品が中国向けに成約されたこともあり供給に余剰感がある。一方、週半ば以降に原油やナフサの相場が上昇したことが、強材料となりそうだとの見方も伝えられた。




