LPG=7月6~10日:KPCがCFRベースで販売
CFR極東:
極東着市場は、日本着、中国着ともに前週から続伸した。7月9日時点のJapan Indexはプロパン、ブタンとも642.00ドルと前週から36.50ドル上昇。China Indexはプロパン、ブタンいずれも674.50ドルと4.25ドル高となった。米イランが攻撃の応酬を繰り広げ、中東情勢が再び緊迫化した。原油市況が一時急騰したことが影響した。中国のプレーヤー勢が積極的に買い付けに動いたことが、極東着市場の需給を引き締めたことも相場を押し上げ要因となった。中国国内ではプロパン脱水素(PDH)プラントの稼働率が上昇しており、中国向けのプロパン需要が高まっていた。
FOB中東:
中東積みでは、中東情勢が緊迫化しホルムズ海峡が事実上封鎖される懸念が再燃した。ペルシャ湾内へ船を入れることを船主が躊躇したままだった。こうしたなか、クウェート石油公社(KPC)がCFRベースの販売入札を通じて2カーゴの販売に動いた。6日応札締め切りでプロパン3万3,000トン/ブタン1万1,000トン、8日応札締め切りでプロパン/ブタン各2万2,000トンを対象とした販売入札をそれぞれ行い、いずれも落札に至ったもようだ。もっとも、落札価格については情報が錯綜した。中東情勢が不安定ななか、予想が立てづらい8月CPではなく、すでに確定した7月CPベースで落札されたとの見方も一部の市場関係者から寄せられた。
日本国内:
7月渡しの陸上京浜のプロパン商談は104,800~150,000円、ブタン123,800~124,000円と前週から急落した。販売不振から在庫が積み上がっており、元売り各社が在庫処分目的のスポット販売に乗り出した。8月市況が大きく下落するとの観測が在庫処分の動きを加速させた面もある。反面、買い手に焦りはなく、市場は売り一方の様相を呈した。とりわけ、プロパンは気温の上昇とともに実需が低迷、ブタンと比べて相場の下げ足が早かった。元売り各社のプロパン仕切り価格120,000円台~122,000円台を15,000以上下回る記録的な安さとなった。



