LPG=7月13~17日:米国産に需要集中で極東着上昇
CFR極東:
極東着市場は、日本着、中国着いずれも前週から続伸。7月16日時点のJapan Indexはプロパン、ブタンとも686.25ドルと前週から44.25ドル高、China Indexはプロパン、ブタンともに751.25ドルと44.25ドル高。ホルムズ海峡の再封鎖による原油市況の急伸が極東着相場の押し上げ要因となった。パナマ運河の通峡権価格の上昇を受け、通峡権を獲得出来ないプレーヤーが出るとの懸念から、8月後半着の売り手が減少するとの見方が聞かれた。日本着では16日、8月後半着プロパン2万3,000トン2カーゴが成約され、買い気が堅調に映った。中国着では、華東の寧波金発が買い付け入札を通じ、8月16~30日寧波着プロパン4万6,000トンを購入したと伝えられた。この入札への応札は4カーゴにとどまったとみられており、供給タイト感が意識された。
FOB中東:
中東積みでは、中東情勢が再び緊迫化の度合いを強めたことで供給不安が高まった。カタールやクウェート、アブダビの中東産ガス社勢が8月積みのアクセプタンスを出したが、買い手はペルシャ湾内でのカーゴの引き取りを検討することは困難な状況が続いた。サウジアラムコの8月積みアクセプタンスについては、市場の注目が集まったが、17日までに通達はなかった。中東積みの商談はオマーンのソハールでの瀬取り(STS)で一部取引が聞かれた程度だった。こうしたなか、クウェート石油公社(KPC)が16日応札の締め切りで8月1~10日着プロパン/ブタン各2万2,000トンを対象とした DESベースの販売入札を実施し、このカーゴは中国向けに販売されたと伝えられた。
日本国内:
7月渡しの陸上京浜のプロパン商談は103,000~103,600円、ブタン123,300~123,500円と前週からいずれも下落した。元売りのなかには、すでに月内のスポット販売を終えた向きもあるが、手持ち玉を抱えた卸業者による売り圧力が納まらない。8月市況の下落見通しに加え、不需要期で実需が低迷していることもあり、買い手が乏しいことが背景にある。もっとも、ホルムズ海峡の再封鎖で輸入玉の調達が今後、難しくなる可能性も出てきていることから、一部の元売りは販売に慎重な姿勢をみせ始めた。元売りのなかには、8月CP確定前のスポット販売を手控える方針を示す向きも見受けられた。



