石油化学=7月20~24日:原油高で全製品上昇も、上値重く採算性は低下
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は週を通じて上昇した。原料コストの指標となる原油やナフサの上昇を受けた。一方で誘導品の採算性が低下していることが、ベンゼンやPXの需要を抑制する要因となっている。このなか、原油やナフサに対するベンゼン、PXの価格差は縮小した状態が続いている。
【オレフィン】
北東アジア着、東南アジア着のエチレン相場は一段高。原料コストの指標であるナフサ相場高を受けた。売り物は乏しく唱えは聞かれない一方、買い気も乏しく唱えを切り上げて成約を急ぐ需要家の姿もみられない。このなか、エチレンとナフサの格差は縮小した。今後は石化メーカーがナフサクラッカーの稼働率引き下げるといった動きが出そうだ、との声が聞かれた。
アジアのプロピレン市場は原油およびナフサ市況が高騰しているなか、相場の基調が強い。
北東アジア着の市場では、新たな成約が聞かれないものの、原料コスト高を背景に売買双方のアイデアが引き上げられた。加えて中国国内相場が堅調に推移していることも強材料となった。
韓国積みでは、週前半に石化メーカー1社が8月後半積みを入札で販売した。
東南アジア市場では、マレーシアのペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)が所有している残渣油接触流動分解装置(RFCC)が2基ともに稼働停止となった。これにより、供給潤沢感が解消された。
北東アジア着のブタジエン相場は、原料コスト高を受けて強含んだ。ただ、売り手がアイデアを大きく引き上げている一方で、需要家の買いアイデアはそれほど上昇していないとの指摘もある。東南アジアでは、一部設備の稼働率低下により今後のブタジエンの供給が減少しそうだとの見方が聞かれた。

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