原油・コンデンセート=7月20~24日:ヤンブー出しのAL、供給が減少へ
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国営サウジアラムコがヤンブー港で供給を続けるアラブライト(AL)原油は、アジアの需要家向けの販売量が大きく減少する公算が大きくなった。ヤンブー港で原油を積載した船舶がアジア方面に向かう場合に通航するバブエルマンデブ海峡における船舶の運航にリスクが生じており、サウジアラムコなど原油タンカーを運航する企業が、同海峡の通航を控える動きが急速に強まった。 イエメンのフーシ派は7月23日、紅海での海上封鎖に違反したとして同海域を航行していたサウジアラビアの原油積載船2隻を攻撃したと発表。南アジア企業は「いずれもALを積載したサウジアラビア船籍の『ENCELIA』号(総トン数6万2,216トン)、『LAYLA』号(同16万782トン)がいずれもフーシ派から攻撃を受けた」と指摘した。フーシ派の船舶への攻撃が今後も続くと見込まれるなか、超大型原油タンカー(VLCC)やアフラマックス型船舶を所有するサウジアラムコは、バブエルマンデブ海峡の通航を控え、船舶のルート変更を進めた。実際、サウジアラビア船籍でアフラマックス型船舶の「RODOS」号(同6万3,468トン)は、ヤンブー港で7月20日にALを積載してインドのマンガロール石油精製化学(MRPL)のマンガロール製油所(日量19万9,000バレル)へ向け航行していたが、進路を変更して紅海を北上してスエズ運河に向かった。
【アフリカ/欧州/ロシア/アメリカ】 9月着米国産原油の商いでは、韓国向けの成約が聞かれた。GSカルテックスが7月22日、9月初め着のWTIミッドランド原油をアフラマックス型タンカー2隻分(計140万バレル)購入した。中東情勢の悪化に伴う中東産原油の供給減少を受け、GSカルテックスが早急に期近着カーゴを確保する必要があったようだ。成約価格は不明だが、10月着カーゴに比べて高い水準となったようだ。また、10月着米国産原油の商いでは、日本と韓国の需要家がWTIミッドランド原油などの追加購入に動いた。これらの需要家は中東産の代替として、カーゴの確保を急いたようだ。
【南方】 9月積みベトナム産の商いでは、国営PVオイルがバクホライト原油の販売入札を開示し、7月23日に応札を締め切った。応札価格の有効期限は同31日。対象は9月下旬積みの1カーゴ(30万バレル)。中東産原油の供給不安が再燃するなか、「ベトナムで精製可能なバクホライト原油を売りに出されるのは、やや想定外の動きだ」(北東アジアのエネルギー企業)。
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