電力=7月20~24日:電力スポットは前週比で続伸、厳しい暑さで需要増
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7月20~24日受け渡しの電力スポット24時間平均の週間平均は、前週から東日本(50Hz)がおよび西日本(60Hz)ともに続伸。全国的に厳しい暑さが続いたことで電力需要が一段と増え、価格も一段高となった。とくに西日本では、岐阜県多治見市や三重県桑名市など21日から24日まで連日40度超の酷暑が続いた。
東西の主要エリアである東京と関西の電力スポットの24時間平均の値差を見ると、20日が2.05円、21日が1.14円、22日が2.46円、23日が2.62円の東高西低となり、24日が2.57円の西高東低となった。
7月第4週の燃料相場は下記のとおり。 北東アジア市場のLNGスポットは、7月23日時点で期近の26年9月着品がmmBtuあたり22ドル台後半の水準となり、前週末時点(7月17日)から2.7ドル程度の上昇となった。米国とイランの交戦が続いたことで中東産エネルギーの供給懸念が高まり、原油価格や欧州の天然ガス相場が一段高となったことを受け、北東アジア市場のLNG相場も一段高となった。日本の発電用LNG在庫は、7月19日時点で251万トンと、前週から9万トンの積み増しとなった。前年7月末時点の176万トン、過去5年平均の204万トンをいずれも大きく上回った。厳しい暑さが続いた中でも今年の最高水準を更新し、ターム玉の調整で在庫が積み上がったとの見方が示されている。 豪ニューキャッスル積みの一般炭相場は、7月23日時点で26年7月積みがトンあたり130ドル台後半の水準となり、前週末時点(7月17日)から0.7ドル超の上昇となった。原油やガス価格の上昇を映した。 原油相場は、7月24日15時時点でWTIの26年9月物がバレルあたり91ドル台半ば、ブレントの26年9月物が100ドル台前半の水準で推移している。いずれも前週末時点(7月17日)から8ドル程度の上昇。LNGでも触れたように、米国とイランの動向が引き続き強材料となった。
週を通じた実勢高値は、24日に関西、中国、四国、九州で付けた58.38円となった。一方、実勢安値は23日に四国で付けた2.00円となった。
エリア別の24時間の週間平均、約定量および売買入札量の週間平均は下記のとおり。23日受け渡しでは、買い札が19億3,645万3,450kWh、約定量が15億5,610万7,000kWhと、いずれも過去最多に達した。
7月20~24日の9エリアの電力需要は、149億3,883万3,000kWhとなり、前週7月13~17日の141億4,539万9,000kWhから5.6%増加した。曜日を合わせた前年の7月21~25日の需要実績は143億6,022万2,000kWhで、増加率は4.0%となった。
7月20~24日の東京商品取引所(TOCOM)の約定結果は下記表のとおり。
7月20~24日の欧州エネルギー取引所(EEX)の約定結果は下記表のとおり。
7月最終週の電力スポットは週後半に向けて騰勢を強めそう。来週の気温動向として、週前半は西日本で35度超の猛暑となる地域が散見される一方、東日本は関東でも32~33度程度と猛暑には至らない予報。ただ、週半ば以降は、東日本でも広い地域で猛暑が予想されており、西日本では猛暑越えの地域が広がる見込み。このため、週前半から週後半にむけて電力スポットも右肩上がりになるとの見方が多く、価格需上昇に対する警戒感も出ている。一部の市場関係者からは、「第4週に東西で50円台を付けたことや、インバランス料金でも100円超を付ける局面が増えたため、気温動向によって高値入札に動く向きは増えると思う」(新電力の市場取引担当者)との声が聞かれた。7月最終週の価格動向について一部の市場関係者は、「東京のベース価格は20円を超える日が続くだろう。週前半は22~23円台、暑さが強まる週半ば以降は25円を超える水準になるのでは。関西のベース価格は週を通じて23~24円程度とみており、週前半の価格は西高東低で推移するとみている」(新電力の市場取引担当者)との見方が示された。
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