石油化学=8月3~7日:芳香族製品が週後半に下落、原油安で
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場はいずれも週後半に水準を大きく切り下げる場面がみられた。原油相場が、中途情勢の緊迫感が緩和するとの期待から一段安となったことを受けた。8月には定修を完了する製油所もあることから、芳香族製品の生産は回復するとみられる。一方で需要は低調に推移しているうえ、原油安による先安観から買い控えも生じると見込まれるため、需給バランスは緩和傾向を示すとの見方がある。
【オレフィン】
北東アジア、東南アジアともにエチレンのスポット取引は低調となった。エチレンメーカーは減産を継続しているほか、韓国では再編や定修により9~10月に複数のナフサクラッカーが停止する見込み。また日本でも補修のため8~9月にナフサクラッカーの停止が見込まれている。一方、スポット需要はみられるものの、誘導品の採算性が低下しているほか、相場の先安観から積極的な固定値では積極的な買い手がみられない。
アジアのプロピレン市場は東南アジアで需給引き締まり感が後退した。
北東アジア着の市場では、台湾メーカー2社が9月積みの販売入札を実施した。一方、中国国内相場が堅調に推移するなか、北東アジア着相場が支えられている。
韓国では、石化メーカー1社が買付け入札を実施した。
東南アジア市場では、マレーシアのペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)が所有している残渣油接触流動分解装置(RFCC)1基が稼働を継続しているほか、台湾品の売り物も見られる。一方、誘導品の需要が強くないなか、需給引き締まり感が後退した。
アジアのブタジエン市場では様子見ムードが強まった。原油やナフサの相場が大幅に下落する一方、ブタジエン相場の方向性は見極めづらく全体的に商談は低調となった。週後半には、中国の石化メーカーが9月積み品を対象に輸出向けの交渉を行った。

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