原油・コンデンセート=8月3~7日:ホルムズ開放観測で原油需給に不透明感
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中東 アブダビ産原油の商いでは、長期契約でカーゴを引き取る一部の企業が、契約内容の変更に関してADNOCと協議を進めている。ウムルルやダスなどペルシャ湾内の供給拠点で出荷されるアブダビ産原油を対象に長期契約が締結されている場合、これらの油種に代わりマーバンを契約対象の油種に変更する方向で話し合いが進んでいるもよう。ホルムズ海峡が再封鎖された影響により、ペルシャ湾内で船積みされるダスやウムルルは、ADNOCが契約者向けの供給を保証しづらくなっている。ADNOCはホルムズ海峡の外側に位置するフジャイラ港で供給されるマーバンであれば供給が確実になると考えているようだ。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ アンゴラ産の商いでは、欧州・地中海向けの引き合いが弱まっている。バブエルマンデブ海峡の通航リスクが依然として高いことから、サウジアラムコはヤンブー積み原油の出荷先をアジアから欧州へ振り向けている。この結果、欧州市場では中重質油種を中心にサウジ産の供給が潤沢なことから、アンゴラ産に対する引き合いが減退している。一方、ヤンブー積みサウジアラビア産のアジア向け供給が減少していることを受けて、9月積みアンゴラ産は、欧州向けの販売量が減少するものの、アジア向け需要の増加がこれを補う構図となっており、市場ではアンゴラ産全体の需要は底堅く推移するとの見方が根強い。
南方 10月積み豪州産イクシスコンデンセートの供給プログラムは、先週末に確定した。10月積みには、例月並みの計3カーゴの供給が決まった。10月積みイクシスコンデンセートに対しては、底堅い需要が見込まれている。アジアの需要家が中東産の代替油種として調達を進めているWTIミッドランドなど、米国産原油のアジア着価格は高値にとどまっている。今後もこの傾向が継続すれば、アジアでは足が短いイクシスコンデンセートに対する引き合いが増勢となる可能性がある。ただ、今後米国とイランがホルムズ海峡の開放に合意した場合、中東産コンデンセートのアジアへの流入量は大幅に増加する見通し。割安な中東産コンデンセートが、イクシスに対する需要を削ぐと予想される。
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