石油化学=8月17~21日:エチレンが上昇、設備の停止で品薄感強まる
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は強基調に推移した。中東情勢の緊迫した状況が続くなか原油相場が上昇したことを受けた。北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は週半ばに弱含む場面がみられた。中国のPX先物市況が弱含んだことに下押された。PX先物市況は中国国内でPXの生産が回復するとの見方が弱材料となった。
【オレフィン】
エチレン相場は、北東アジア着、東南アジア着ともに上昇した。とくに北東アジア市場では9月以降に韓国で複数のナフサクラッカーが設備の再編や定修により停止する見込み。加えて、日本で複数のナフサクラッカーが予定外に停止したこともあり、北東アジアの供給に品薄感が強まっている。前週には中国積み品が1,040ドル、当週には韓国積み品が1,050ドルで成約が伝えられた。
アジアのプロピレン市場は原油高に加え、供給にタイト感があることを受け、強含んだ。
北東アジア着の市場では、供給タイトおよび原料コスト高を背景に相場の基調が強まった。加えて、中国国内で煙台万華のプロパン脱水素設備1基が不具合により、稼働停止したことを受け、同社がスポット市場で不足分を買い付けている。これを受け、中国国内相場が上昇した。
東南アジア市場では、供給にタイト感が強いなか、相場の基調は強いままとなった。
アジアのブタジエン相場は強含み。アジア市場では、ナフサクラッカーのトラブルなどを背景にブタジエンの供給に引き締まり感がある。インドの石化メーカーからの出荷が遅れたことも、韓国や東南アジアで供給が不足する一因となったようだ。このなか、複数のトレーダーが米国品や欧州品をアジア向けに販売しようと動いている。

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