LPG=8月24~28日:パナマ運河の通航枠オークションで過去最高額
CFR極東:
極東着市場は需給タイト感から強含んだ。Japan Indexはプロパンが770.25ドル、ブタンが820.25ドル。China Indexはプロパンが846.25ドル、ブタンが896.25ドル。日本着ではトレーダー勢が、中国や韓国着では複数の石化会社が10月着の購入打診に動き、買い気が強まった。中国向けでは、寧波のプロパン脱水素(PDH)プラント向けにカナダ産カーゴが成約に至った。一方、パナマ運河の通航枠オークションでは、9月1日北向け航路で過去最高額となる526.1万ドルの落札が聞かれた。米国産カーゴの運搬コストが上昇しており、極東着相場の押し上げ材料となっている。期先着でも買い手が現れており、日本の都市ガス会社向けとみられる、2027年11月~2028年3月着分プロパン2万3,000トン各月1カーゴ対象の買い付け入札が行われた。
FOB中東:
ホルムズ海峡開放の兆しがみられない状況が続いた。サウジアラムコが前週末に9月のアクセプタンスをターム顧客に通達した。しかしながら、ホルムズ海峡を行き来できる船はごく限られており、ほとんどのターム顧客はカーゴの引き取りができないとみられた。中東産ガス社勢はペルシャ湾外での瀬取り(STS)を通じてスポット供給を続けている。クウェート石油公社(KPC)は26日応札の締め切りで実施した販売入札を通じ、9月前半着プロパン3万3,000トン/ブタン各1万1,000トンの販売を決めた。落札価格は千葉着ベースで9月CP対比250~270ドルもしくは300ドル近辺と前回の入札結果と比べても相当程度割高に映った。落札したのはインド輸入業者と伝えられた。インドでは9月着カーゴの不足が指摘されていた。
日本国内:
9月渡し商談がスタートしたが、様子見に徹するプレーヤーが多く、具体的な商談の進展はみられなかった。9月CPの確定はまずは見極めたいとする向きが多かったもようだ。元売り勢の9月CP確定前のスポット販売価格はプロパンで112,000円台~113,000円台、ブタンで122,000円台~123,000円台と、いずれも9月仕切り想定価格並みにとどまった。市場では慎重な価格設定との受け止めが目立った。ホルムズ海峡開放の兆しがみられないうえ、パナマ運河の混雑により米国積みカーゴの入着に遅れが生じる懸念が高まっている。また、9月終わりごろからはエリアによって需要期が徐々に本格化し始める。こうしたことが、売り手を慎重にさせる要因として作用したようだ。



