LPG=8月31日~9月4日:極東着上昇、輸入業者の買い気強く
CFR極東:
極東着市場は買い気の強さを受けて上昇した。Japan Indexはプロパンが815.50ドル、ブタンが865.50ドル。China Indexはプロパンが904.50ドル、ブタンが954.50ドル。プロパンの商談では、トレーダー勢や日本の輸入元売りの買い気が見られた。中国着でも、プロパン脱水素(PDH)プラントを操業する複数のプレーヤーが買い付け入札を実施。10月前半着プロパンフルカーゴを調達した。ブタンでも需要が高まっているが、積極的な売り手は少ない様子だ。インドネシアのプルタミナやペトロベトナムガストレーディングがブタン付きカーゴを対象とした買い付け入札を実施したが、1社からしか応札が得られず、いずれの入札もキャンセルになったという。
FOB中東:
米イランによる攻撃の応酬が再開し、ホルムズ海峡開放がいっそう遠のいた。こうしたなか、インド勢が供給不足から買い付けに動き出した。クウェート石油公社(KPC)が2日応札締め切り、同日応札の有効期限で実施した9月後半着プロパン/ブタン各2万2,000トンを対象としたDESベースの販売入札は2~3カーゴが落札されたようだ。そのうちの少なくとも1カーゴはインド向けだったとみられている。落札価格は9月CP対比270~320ドルのプレミアムだったと伝えられた。インド勢の買い気を背景に、CP対比のプレミアムは以前より切り上がっている。一方、イラン当局がホルムズ海峡を無断で通過した船舶をブラックリストに入れたとの情報が聞かれた。具体的な船名やその影響については判然としなかった。
日本国内:
9月渡し商談は堅調に推移した。原油先物相場が騰勢を強め、10月CP予想が上方修正されたことで先高観測が浮上した。元売りを含めた売り手は先高を警戒し、足元でのスポット販売に慎重な構えを堅持した。とりわけブタンの供給不安が強かった。輸入玉の供給不足やコスト高の懸念が高まっていた。こうしたなか、元売り1社は一部のターム顧客に対し、9月のブタンのターム供給について、販売枠の上限を超えないよう求めたようだ。一方、水面下では、ターム玉の引き取りが遅れていた一部のディーラーが消化売りに動いていたとの情報も聞かれた。



