石油化学=9月7~11日:原油高受け全面高の様相、川下への価格転嫁に課題
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場、北東アジア着のパラキシレン(PX)相場はいずれも大きく上昇した。中東情勢が一段と悪化するなか、原油相場が上昇したこと、さらには中東からの石化原料や石化製品の供給に懸念が強まったことを受けた。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は一段高となった。原料コスト指標となる原油やナフサ相場が上昇したことを受けた。供給面では韓国や日本をはじめ複数のエチレン設備がコスト高や不具合、定修により稼働を停止している。需要面では、中東品の流入が引き絞られていることから、エチレングリコールの市況が上昇しており生産意欲が高まっている。
アジアのプロピレン市場は原料コスト高を背景に上昇した。
北東アジア着の市場では、原油など原料市況が高騰しているなか、売買双方とも市況連動価格での交渉を望んでいる。
FOBベース市場では、台湾フォルモサ石油化学が10月積み2万トンをスポット販売した。韓国でも石化メーカー2社が10月積みを数カーゴ販売した。成約価格はいずれも市況連動と聞かれる。
北東アジアのブタジエン市場では、原油相場の高騰に伴い市場のセンチメントが強まっており、中国国内の相場も大幅に上昇した。ただし輸出入の商談では、売り物が限られているうえ需要も鈍く、アジア品の成約は見られなかった。アジア域外品の取引では、10月末積みの欧州品が成約されたもよう。全量が中国に仕向けられるという。

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