LPG=9月7~11日:需給逼迫でプロパン、ブタンとも相場急伸
CFR極東:
極東着市場は原油相場の急騰や需給引き締まりを受けて上昇した。Japan Indexはプロパンが889.75ドル、ブタンが939.75ドル。China Indexはプロパンが978.75ドル、ブタンが1,028.75ドル。週の後半にWTI原油相場は100ドルを突破。これに伴い、ペーパー市場では極東着市況が大幅に上昇し、極東着市況とCPとの価格差は200ドル以上に急拡大した。プロパン商談では、トレーダー間で10月前半着プロパン2万3,000トンが成約に至り、中国向けでも輸入業者がフルプロパンを購入した。一方、ブタン付きカーゴでは、インドネシアのプルタミナが10月着の買い付け入札を実施したが、応札が少なく、再度入札を開示した。クウェート石油公社(KPC)による販売入札にも多くの参加者が応札するなど、プロパン/ブタン同率玉の需給は一段と引き締まっている。
FOB中東:
ホルムズ海峡の封鎖が続くなかでも、一部の中東産ガス社はペルシャ湾の外へとカーゴの移送を続けているようだ。一方、プロパン/ブタン同率玉に対する買い気は強く、KPCが先週実施した2回の到着ベースの販売入札には、東南アジアの輸入業者をはじめ、多数のプレーヤーが参加したとみられる。落札価格も徐々に切り上がっており、8日応札締め切りの9月後半着プロパンリッチカーゴ対象の入札は9月CP対比400ドル台のプレミアムで落札され、10日締め切りで実施した9月後半着プロパン/ブタン各2万2,000トンを対象とした入札は9月CP対比500ドルのプレミアムを超える水準での落札だったと伝えられている。
日本国内:
9月渡しの商談は、プロパン、ブタンとも供給不安で相場が切り上がった。週の前半にはプロパン109,000円の売りものが浮上したものの、7日にこの販売は締め切られたもよう。その後も109,000円台での商談が残ったが、111,000円台以上にオファーを切り上げる売り手も続出し、割安だったスポット玉は減少した。ブタンも、一次120,000円台の売りものが流通したが、向け先や数量が制限されていたことから、徐々に品薄感が広がった。週後半には、122,500円以上のオファーが一般的となった。



