LPG=9月28日~10月2日:ブタンの需給は依然タイト
CFR極東:
極東着市場は原油相場の強さを背景に相場が切り上がった。Japan Indexはプロパンが891.50ドル、ブタンが1,041.50ドル、China Indexはプロパンが989.50ドル、ブタンが1,139.50ドルと、いずれも前週から上昇した。中国のプレーヤー勢が国慶節の大型連休が始まる10月1日の前までにスポットカーゴの調達に動いたことから需給が引き締まった。極東着市場におけるプロパン/ブタン各2万2,000トンの供給もとりわけタイトだ。米国積み同率玉がインドや東南アジアに流れたことで、極東に持ち込まれるカーゴが減少した。反面、米国積みフルプロパンカーゴの供給は比較的潤沢だった。こうしたことから、アジア市場におけるブタンのCP対比のプレミアムは、プロパンと比べ引き続き割高に推移した。
FOB中東:
サウジアラムコは9月29日、10月CPをプロパンが680ドル、ブタンが730ドルで通達した。ブタンの供給タイト感を受けて、プロパンとブタンの価格差は前月の35ドルから50ドルに拡大されたようだ。複数の中東産ガス社が到着ベースや瀬取り(STS)を通してスポット販売を続けているが、サウジアラムコもラスタヌラで荷積みし、ペルシャ湾の外側でのSTSを通しての販売を検討中のようだ。クウェート石油公社(KPC)はDESベースのスポット販売入札を通じ、10月下旬までに到着予定のプロパン/ブタン同率玉をインド輸入1社に販売したとみられている。
日本国内:
10月渡しの商談がスタートしたが、売り手は販売に慎重姿勢。卸業者間では、西日本でプロパンのオファーが119,000円で聞かれたが、京浜市場ではこれを上回る水準の販売打診しか聞かれなかった。元売り1社のスポット供給価格はプロパンが121,000円台半ば、ブタンが131,000円台後半で伝えられたが、10月仕切り価格対比でディスカウントがみられず割高感があった。この元売り1社は川崎と知多の基地在庫が低いため、これらの基地出しのスポット販売を控えているとみられる。他の元売り1社は期近着の輸入コストが割高で在庫の温存を優先している様子だ。



