LPG=10月12~16日:プロパン需給は緩和、中国の買い気後退で
CFR極東:
極東着市場は需給緩和から相場が切り下がった。Japan Indexはプロパンが973.25ドル、ブタンが1,123.25ドル。 China Indexはプロパンが1,048.50ドル、ブタンが1,198.50ドル。11月前半~12月前半着でプロパン単体を販売可能な売り手がスポット市場に浮上し、このうち複数カーゴが成約に至った。日本着では、元売り1社が12月前半着を11月極東着市況対比10ドル台前半~半ばのプレミアムでトレーダーから調達した。台湾輸入1社が寧波のプロパン脱水素(PDH)プラント向けに11月7日までの到着でプロパン単体を対象に買い付け入札を実施。5社前後から応札を受け取ったが、契約には至らなかった。スポット市況の高騰で石化会社のプロパン調達は難航しており、中国のPDHプラントの稼働率は70%未満に下落していると伝えられた。
FOB中東:
複数の販売入札が落札に至った。クウェート石油公社(KPC)が12日応札の締め切りで実施したDESベースの入札で10月後半千葉着プロパン3万3,000トン/ブタン1万1,000トンを販売した。このカーゴは華南に仕向けられるとみられている。カタールエナジーは10日応札の締め切りで実施した入札を通じ、計5万トン前後のブタン付きカーゴを到着ベースでタイ輸入1社に販売した。このほか、西アフリカでは、新たに11月積みプロパン単体の売り手が浮上している様子。一方、中東産ガス社勢が2027年のターム玉の販売に意欲を示しているが、ペルシャ湾内での荷積みは依然として困難な状況にあり、買い手の購買意欲は低い。
日本国内:
10月渡しの陸上スポット市況はプロパン118,500~119,000円、ブタン130,000~130,500円に張り付いた。原油高に伴い11月CP予想は上方修正されており、米モントベルビュー市況、フレートコストとも前月から上昇する見通し。元売り各社の11月仕切り価格は10月に比べプロパンで9,000円前後、ブタンで10,000円以上切り上がる可能性があり先高観測が強まっているものの、買い気は盛り上がりを欠いている。11月にはさらに供給が引き締まるとの見方もあるが、現時点では需要家までは危機感が広がってはいないと市場関係者は指摘している。



