石油化学=10月19~23日:エチレン小幅高、コスト高と需要減で一進一退
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼンおよび北東アジア着のパラキシレン(PX)の相場は高値圏で小幅なレンジでの動きとなった。主に原料コストの指標となる原油相場の動きを受けた。また中東情勢が緊迫感を増すなか、供給不安も意識されている。一方でベンゼンやPXの相場が高止まりしているため、誘導品が川下へコスト転嫁できずに需要の減速につながっているとの見方も浮上している。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は小幅高となった。誘導品はいずれも採算が悪化しているものの、アジアのエチレンメーカーが減産態勢を維持しているほか、複数の設備が定修や不具合、生産調整のためエチレン設備を停止していることから供給には引き締まり感が出ている。設備関連では、マレーシアのナフサクラッカー1基が停電の影響で17日に稼働を停止した。停止期間は1週間程度との見方が伝えられた。
北東アジア着のプロピレン相場は弱含み。中国国内相場の軟化を映した。中国国内相場が反落したことを映した。中国から誘導品のポリプロピレン(PP)輸出が減速するなか、プロピレン需要も弱まると意識された。一方で原油相場は高止まりしコストプッシュは依然強く、さらにはプロピレンの出発原料となる原油やナフサ、プロパン、メタノールなどの供給不安が続くなか、下値は堅いとの見方も根強い。
アジアのブタジエン相場は、供給の引き締まり感から強含んだ。マレーシアのペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)が保有するナフサクラッカーが停電の影響により17日に稼働を停止した。これに伴い同社が11月上旬積みとして販売したカーゴの出荷が遅れるもよう。同カーゴの向け先である北東アジア市場でも供給タイト感が強まった。台湾の需要家1社は11月着品を買い付けたと伝えられた。

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