LPG=10月26~30日:11月CPが確定
CFR極東:
極東着相場は騰勢を強めた。29日時点のJapan Indexはプロパンが1,037.25ドル、ブタンが1,187.25ドル、China Indexはプロパンが1,113.75ドル、ブタンが1,263.75ドルといずれも前週から大幅に切り上がった。原油市況が顕著に推移したほか、極東着の供給が不足気味なことが背景にある。日本着では、複数の日本の輸入業者が12月着プロパン単体カーゴの調達に動いた。国内在庫の不足が意識され、購入に踏み切ったもよう。とりわけブタンの品薄が顕著だ。売り物が少なく警戒感が高まっている。中国着では、様子見に徹する中国プレーヤーが多く、積極的な動きが見られなかった。相場が割高なため、買い渋る向きも見られた。一方、購入余地を残した需要家が多いとされる。こうした向きが調達に動き出した場合、需給の引き締まり要因になる可能性があるという。
FOB中東:
中東積みでは、サウジアラムコが11月CPをプロパン720ドル、ブタン780ドルでターム顧客に通達した。市場予想やペーパー市場の数字を大きく下回った。ホルムズ海峡やバブエルマンデブ海峡が引き続き難しいなか、中東産ガス社勢は西インド沖での瀬取り(STS)を通じての販売を続けている。カタールエナジー(QE)は10月26日応札の締め切りで実施した販売入札を通じて、10月25~11月3日積みプロパン44,000トンを韓国輸入1社に販売したと伝えられた。また、クウェート石油公社(KPC)は10月28日応札の締め切りで実施した販売入札を通じて、千葉着ベースのプロパン3万3,000トン/ブタン1万1,000トンを華南にタンクを有する輸入業者に販売したようだ。
日本国内:
11月渡しの商談が始まったものの、卸業者による売買動意は乏しかった。様子見に徹する向きが多かった。11月の供給不安が根強く残っており、元売りを含め売り手は販売意欲が乏しかった。輸入玉のコストが上昇していることから、元売り勢は輸入玉のスポット調達を先延ばしにする傾向にあり、一部の元売りは在庫水準が相当程度下がっているとの見方も聞かれた。国内の販売採算が見合わないことから、2027年3月までスポット販売を行わないと卸業者に伝える元売りも見受けられた。こうしたことから、スポット相場は11月元売り仕切り価格を上回る可能性があるとの見方も強かった。



