インドネシアのボルネオ島北カリマンタン州で、石油精製・石油化学コンプレックスの建設計画が浮上している。同プロジェクトは中国の独立系石化企業であるTongkunグループとXinfengmingグループが共同で提案している。
石油精製施設は原油処理能力が日量20万バレル、石化施設は少なくともエチレンの年間生産能力80万トンを想定しているという。工費は現時点で100億ドルを見込んでいる。
中国企業2社は昨年11月、インドネシア側と同国大統領を含む政府関係者に計画の説明を行ったもようで、現在は中国政府に対し海外投資の許諾を申請中と伝えられている。
中国独立系企業による東南アジアでの石油・石化事業は、最近では2019年に大手石化グループのHengyi Petrochemicalsがブルネイで石油精製・石油化学コンプレックスの商業生産を開始、増強も予定している。
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