11日 原油は続伸、需給逼迫感が牽引
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は先週末の終値と比べ1.16ドル高の80.51ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は同80セント高の83.19ドル/バレルと、いずれも続伸している。 11日のアジア時間の原油相場は需給逼迫感が強まり、続伸している。世界的に経済活動が再開しており、エネルギー需要が回復。また欧州の天然ガス価格が高騰するなか、代替燃料として原油需要も強まっている。一方、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は4日に開いた閣僚級会合で、協調減産幅の縮小方針の維持を決定。また米国のシェールオイルの生産も低迷している。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「需要の増加に対して供給回復が追い付いていない。需給引き締まりを受けて買いが先行している」と指摘した。 日経平均株価は先週末比444円46銭高の2万8,493円40銭で推移している。ドル円相場は1ドル=112.37円と、先週末17時時点(111.96円)からドル高・円安に推移している。
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