12日 原油は反落、WTIが80ドル超えで利食い優勢
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は前日終値と比べ35セント安の80.17ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は同31セント安の83.34ドル/バレルと、いずれも反落している。
12日アジア時間の原油相場は、前日の海外市場における上昇でWTI相場が80ドルの節目を超えたこと受け、「利食い売りが優勢」(マーケットエッジ=小菅努代表取締役)となっているようだ。一方、原油相場の基調は底堅いと同氏は指摘。天然ガスや石炭などのエネルギー価格が高騰するなか、原油に代替需要が生じるとの観測が広がっている。加えて、「天然ガス相場の上昇に比べ、原油相場に上げ余地がある」(同)とみられていることから、「WTI相場は85ドル、ブレント相場は90ドルを目指す可能性がある」と同氏は指摘している。
日経平均株価は前日比269円99銭安の2万8,228円21銭で推移している。ドル円相場は1ドル=113.37円と、前日の17時時点(112.79円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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