四国地区SS小売市況=RG、軽油ともに徳島県が下落
資源エネルギー庁が2日に公表した全国小売価格によると、1月31日現在のレギュラーガソリンは四国局ベースでは前週比で0.6円高の172.4円となった。香川県は同1.5円高の172.6円、高知県は1.2円高の178円、愛媛県は同0.7円高の170.6円だった。唯一徳島県のみ値下がりし、同1.1円安の166.7円となった。 軽油も徳島県のみ前週比で下がっている。同1.4円安の144.6円となった。一方で、高知県は同1.4円高の156.1円、香川県は同1.1円高の151.3円、愛媛県は同0.6円高の149.1円となった。四国局ベースでは同0.5円高の150.7円となった。 ENEOSは1月27日~2月2日出荷分に適用する系列向け基準価格の実質引き下げを通知している。本来は前週比で全油種2.5円の引き上げとなるが、補助金3.4円の支給を織り込み実質0.9円の引き下げとなった。徳島県のレギュラーガソリンと軽油の小売価格の値下がりについては、「元々激戦区で、ほかの県に比べリアルタイムで仕入れコストが反映されたのかも知れない」との声が聞かれた。ほかの3県については、オミクロン株の感染拡大で需要が減少し、「販売量の確保が難しいため、マージンを確保せざるを得ない」(SS経営者)との声が複数寄せられた。
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