燃料油補助金=5~8週の基準原油コスト60.2円/L、全国RG小売172円
政府が石油元売りなどに支給する燃料油補助金の単価を決定する「基準原油コスト」は5~8週目(2月24日~3月23日)適用分がリットルあたり60.2円となる。24日14時に資源エネルギー庁が公表した21日時点の全国平均レギュラーガソリン(RG)小売価格は172円だった。前週(24日~3月2日)の補助金単価5円を上乗せした合計は177円となる。5週目からの発動条件価格171円の超過分6円を、2週前(7~10日)のドバイ原油週平均66.2円から差し引くと、新たな基準原油コスト60.2円が導かれる。
5~8週目の補助金支給額は前週のドバイ原油週平均価格から、この基準原油コストを差し引き算出する。補助金支給5週目を迎える24日以降は差額が7.2円となるが、現行の支給上限は5円に設定されているため、支給額は5円にとどまった。上限を超えた原油上昇分については、卸価格を抑制することができないため、政府は上限の引き上げなどを検討している。
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