次世代バイオ燃料動向=名古屋市や東京都で試験導入へ
中川物産は昨年10月から名古屋市に次世代バイオディーゼル燃料を供給している。今年9月まで1年間の試験使用で、名古屋市は車両への影響などを調査し、本採用の可否を判断する。
次世代バイオディーゼル燃料の納入先は同市緑区の環境事業所で、ごみ収集車2台を対象に月間800リットル相当が使用されている。供給燃料は既存軽油にバイオ燃料を20%混合したもの。混合するバイオ燃料は分子構造が既存軽油と同等のため、JIS規格は軽油として使用ができる利点がある。
次世代バイオディーゼル燃料の需要は伸びており、東京都は都バス58車両を対象に、1月25日から約1カ月かけて既存軽油とバイオ燃料を混合した次世代バイオティーゼル燃料の使用を発表済み。都は4月以降について、1カ月の試験導入結果と来年度政策を加味して次世代バイオディーゼル燃料の使用有無を検討していくという。3月末まで事業総括1億円の予算を確保しており、都庁周辺の運行ルートを中心に次世代バイオディーゼル燃料バスをアピールする。
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