出光興産=豪州でポンガミア植林開始、バイオ原料確保に向け
出光興産とJ-オイルミルズは8日、豪州クイーンズランド州で「ポンガミア」の植林に共同で取組むと発表した。東南アジアやオセアニアに分布するマメ科植物「ポンガミア」は油収量効率の高い非可食油原料樹で、持続可能な航空燃料(SAF)の原料として有力視されている。両社は植林事業によるCO2固定化やSAFのサプライチェーン構築を検討していく。地元の環境団体「Burnett Mary Regional Group」も参加し、2023年内に小規模栽培実証を目指す。
出光は昨年4月、千葉事業所(日量19万バレル)にエタノール原料のSAF製造装置を建設し、2026年度から供給する方針を発表済み。新設工事を2025年度に予定している。原料のバイオエタノールを国内外から調達し、世界初の10万kl級アルコール産ジェット燃料製造機(ATJ=Alcohol To Jet)の開発に取り組む。
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